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いっしょに描く未来図 ミライズムトーク

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あぐりの丘

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〜「あぐりの丘」〜

親子で待ってた!
雨の日も遊べる新スポット!

この方にお話をうかがいました!

「トムテのおもちゃ箱」代表
高野幸恵さん

トムテのおもちゃ箱は、0歳の赤ちゃんから99歳の高齢者の方まで、幅広い年齢の方を対象に遊びを通じた様々な取り組みを行っています。遊びをツールにして、子育てや子どもの育ちを応援したり、地域の中に様々な年齢の方が一緒に楽しめるような遊びの場をつくりながら、つながりのあるまちづくりにも取り組んでいます。

伊藤琴美さん

長崎市職員。主に屋内スポットの設計に携わる。
様々な年代の子どもたちが新スポットで楽しく遊べるよう、施設内のレイアウトや遊具の検討などについて、設計業者や関係部局と打合せを重ねてきた。

村本定男さん

あぐりの丘に長年勤務する長崎市職員。
施設全体の運営・管理を行うとともに、自然を通じた発見や子どもたちの成長を促すような楽しいイベントなどを企画する。

北嶋宏子さん

長崎市職員。今回、あぐりの丘に新たにオープンする屋内スポットの整備計画に携わる。
子育て世帯のニーズを調査するなど、子育てしやすいまちづくりを目指している。

あぐりの丘の新スポット「子どもたちが年中遊べる屋内施設」を楽しみにするまちの声

高野
私が普段接する子育て中のママやパパたちから、「あぐりの丘の新スポットって、いつできるんですか?」とよく聞かれます。
雨の日でも思い切り体を動かせたり、暑い日でも熱中症などを気にせずに遊べると、みなさんすごく楽しみにされています。

※イメージ図

北嶋
子育て家族の要望にお応えできる施設になるように、遊具はどんなものがいいかなど、市民の方にお話を聞いて回ったりしたんですよ。

村本あぐりの丘は2011年、2022年の整備で、いこいのエリアに噴水を作って水遊びもできるようにしました。その時も大変喜んでいただいて、夏場は特に多くの方に利用していただいているんですが、今回の施設が完成すると雨の日や冬場でもご利用いただきやすくなると思います。1年を通して楽しめるあぐりの丘に私自身も期待しています。

北嶋
未就学児と小学生の保護者へのニーズ調査では、「今後どのような子育て支援が重要か」という質問に対して「子連れでも出かけやすく楽しめる場所を増やす」という声が予想以上に多くて驚きました。

高野
「親子で一緒に楽しめる遊び場を長崎市内にもっと欲しい」と、みなさん思っているんでしょうね。

異なる年齢の子どもたちが交流することの価値

高野
家族で出かけようとした時に、例えば子育て支援センターだと、小さいお子さんを遊ばせるのはいいけど、上のお兄ちゃんやお姉ちゃんは物足りなかったりしますし、逆に上の子に合わせちゃうと、下の子がずっと抱っこになっちゃったりとかするんですね。 その点、新しくできる屋内施設は乳幼児から小学生までが遊べる施設ということなので、兄弟姉妹、家族みんなで出かけやすいのが魅力ですよね。

北嶋
そうなんです。この施設では異なる年齢の子どもたち同士も一緒に楽しめると思います。
昔はよく、年上の子や年下の子と一緒に遊んでいましたよね。その中にはリーダー格の子がいて、ドッヂボールだったりケイドロだったりするときに、どういう組み分けをすれば楽しいのかを工夫していたと思うんです。子どもたちは、そんなお兄さんやお姉さんがやることを真似したりして、社会性を身につけていったんじゃないでしょうか。
ゲームやスマホなどが普及して、子ども同士が一緒に遊ぶにしても、1つの空間に同年代の子がいるだけで、それぞれが独自に遊ぶような今だからこそ、異なる年齢の子どもたちが一緒に遊べる場所を提供できたらいいなと思います。

伊藤
世代間で交流しやすいように、エリアの配置も工夫しているんですよ。
施設では、年齢に応じた遊具をエリアごとに配置するようにしています。でも、それらを完全に仕切りなどで区切るのではなく「つながり」を持たせたゾーニングにしています。そうすることで、他の年の子どもたちとも一緒に遊んでもらえるんじゃないかって期待しています。遊具についても、ジャンプしたり、滑ったり、体全身を使って遊べる、私一押しの「ふわふわトランポリン」などを配置する予定なんです!

高野
異なる年齢で、しかも集団で遊ぶことで、たくさんの遊び方を見る機会が増えることはとてもいいことだと思います。
一緒に遊ぶ中で、「こんな風にすれば楽しいよ」とか、遊びのヒントをたくさん見つけたり、新たな発見があったり、遊ぶ力も育まれるのではないかと思います。

村本子どもって、顔見知り程度の子ともいきなり仲良くなれる天才ですから、遊んだことがない人ともどんどん遊んでほしい。そこから信頼関係やコミュニケーションが生まれていくんじゃないでしょうか。

保護者同士の交流も

伊藤
保護者の方が子どもを見守れるスペースもたくさん作っています。子どもたちがどこで遊んでいても見守れるよう、死角があまりないように配置も工夫しているんですよ。

北嶋
安心して子どもを遊ばせることができるんです。同じ年齢の子どもを持つ保護者同士、お話をしながら見守ることで交流も深まるんじゃないでしょうか。

高野
施設の中では、他の保護者が子どもを褒めたり、注意したりしているのを近くで見ることができます。
いろんな親子の関わり方を見ることができるので、自分の子どもへの接し方の新たな発見につながるかもしれませんね。

あぐりの丘に年中遊べる子ども向け屋内施設ができる意味

北嶋
そうやってたくさんの子どもたちが遊ぶ姿を見て、保護者が「うちの子も次はこういうことができるようになるのかな」と学んだり、「こういうことができるようになったんだ」と成長を喜んでもらえるような施設になると嬉しいですね。
そしてぜひ、遊んだあとは屋外にも出て行ってもらって、五感を研ぎ澄ますような体験もしてもらいたいです。

村本本当に、あぐりの丘でなら自然を感じられる子どもに育ってくれると思いますよ。
バーベキュー場で火を焚いたり、収穫体験ではジャガイモや玉ねぎ、さつまいもを掘ったり。土の中からミミズが出てきたり虫が出てきたりというのも含めて体感をしてもらうことで、自然からいろんな知恵をもらったり、人とつながることができると思うんです。
なんだか、人が本来、学んだり成長していく要素がぎゅっと詰まっているようで、それが、あぐりの丘の魅力なんだと思います。

高野
確かに、同じような施設が、まちなかにあるのとは違いますよね。
来ているうちに、あ、こんなところにこんな花が咲いているとか、街の中では気づきにくい季節の移り変わりを感じられるのは素敵です。

村本ここには九州自然歩道も通っていて、田んぼや茶畑もあり、アウトドアを楽しむ環境が元々あるんですよ。
雨の日にここに遊びに来ようという方は、今まではいらっしゃいませんでしたが、新たな施設ができることで、雨が降っていてもあぐりの丘に来ようという選択肢が増えて、もし雨が止んだら屋外を散策してみようか、という遊び方もあると思います。

伊藤
屋内施設で遊んだり、屋外では海を眺めたり、風を感じたりすることで心が落ち着く、みたいな心のリフレッシュにもなりますよね。

高野
子育て中の時間は家族との大切な時間だと思うんです。その時間が楽しくて豊かな時間だと最高ですよね。
あぐりの丘で、子どもたちが遊びながら成長していく。保護者の方も一緒に遊んだり、おしゃべりして子どもたちの成長を肌で感じられる。家族みんなが素敵な時間を過ごせる場所になるといいですね。

取材日/2021年1月12日
※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。またソーシャルディスタンスに十分配慮した上で行なっています。

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