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長崎ミライツーリズム

『整う、長崎。新たな気づきと出会う旅』

U-30ツーリストは、100年に一度ともいわれる進化中の長崎で新たな過ごし方を見つけました。市内中心部から車で約1時間の場所にある自然豊かな琴海地区、息をのむほどの絶景に出会える外海地区など、同じ市内でも全く異なる個性が凝縮されています。そんな癒しのエリアで体験できる静かなる時間と、今まさに変化が起きているアクティブな中心地との行き来を経て、新たな気付きと出会う=「整う」長崎の旅にご案内します。

今回の紹介スポット

〈1日目〉
◎長崎駅
◎清流と棚田の里
◎café OZIMOC
◎思索空間アンシャンテ(遠藤周作文学館)
◎鍋冠山
◎南山手

〈2日目〉
◎長崎水辺の森公園
◎南山手
◎新地中華街
◎めがね橋
◎前田冷菓
◎稲佐山

エリアを紹介するのは

U-30ツーリスト

久本 愛花
Model / Interviewer #福岡出身 #九州大学 #モデル活動 #カフェ巡り

福岡生まれ・福岡育ちの大学生。旅行が大好きな久本さんは、長崎には何度か遊びに来ているのだそうです。これまで久本さんが抱いていた長崎のイメージは、まちをコンパクトに楽しめることや、綺麗な夜景が印象的なことだと語っていました。今回の旅を通じて、どんな風に印象の変化が起こったのでしょうか。

100年にいちどの進化の時

今回の旅の移動は、2022年9月23日に開業した西九州新幹線。快適さと新しさが詰まった旅路で、長崎へ向かうに連れて期待感が高まります。いざ到着したら、長崎駅の構内もなんだか綺麗で賑やかな雰囲気。そう、こちらも新幹線の開業に合わせて、駅舎がリニューアルされたり、駅前の広場が整備されたりと、現在進行形で「新・長崎駅」と生まれ変わっている最中にあります。

新しくなった長崎駅で、
旅の始まりを歓迎された気分に。

2022年の3月にオープンした「長崎街道かもめ市場」。飲食店やお土産店が所狭しと出店し、まさに“市場”のような賑わいを生み出しています。

撮影協力
JR九州長崎支社:長崎市尾上町8-6

自然に身をゆだねてリラックス

長崎市に到着したら、早速最初の目的地へ。目指すは、市内中心部から約1時間の場所にある琴海エリアの「清流と棚田の里」。棚田の奥にあるスペースがキャンプ施設になっているこちらでは、自然の恵みを全身で体感できるテントサウナが用意されています!テントのすぐそばには、川が流れており自然を存分に感じながらサウナで温まった体をクールダウンすることができます。

ギリギリまでサウナで温まった後は、清流の水風呂へ!
リクライニングチェアーで外気浴しながら、川のせせらぎや木漏れ日、
森林のマイナスイオンを浴びて「整う」体験を。

棚田の里を運営している吉川さんは、地域おこし協力隊のアイデアを取り入れ、テントサウナを導入するに至りました。今では、若い世代を中心に大人気のこの穴場スポット。市内だけでなく、市外からの利用客も多いそうです。「ここは山も川もあり、自然に囲まれている。テントサウナで、琴海の自然の魅力を感じてほしい」と話していました。

撮影協力
清流と棚田の里:長崎市琴海戸根町2258

絶景も味わえるスポットでカフェタイム

テントサウナの後は、外海エリアの絶景カフェ「オジモク」で癒しの時間を過ごします。海に向かって開かれた大きな窓から太陽の光が差し込み、店内の空間を美しく照らしています。窓辺の席でコーヒーを飲む姿は、まるで映画のワンシーン。

石積みの壁面や、アンティーク調の内装は店主こだわりの空間。

店主・小溝さんは、ご夫婦で外海に移住してきました。丘の上に建つこの古民家に出会ってから、コツコツと何年もかけてリノベーションしてカフェをオープンしました。営業を始めてから今年で4年目に突入。最近では、カフェとしての利用だけでなく、音楽ライブやワークショップなどを企画・開催しており、さまざまな場面でこの空間の魅力を体感できる機会をつくっていきたいとのことでした。

撮影協力
café OZIMOC:長崎市下大野町2542

ドラマチックな夕日と共に過ごす静かな時

外海といえば、海の向こうに沈む夕焼けの絶景です。日が沈む様子を贅沢な特等席で鑑賞することができるのは、「遠藤周作文学館」の「思索空間アンシャンテ」。パノラマに見渡すことができる水平線の彼方に、この日は見事なまでにドラマチックな夕陽を眺めることができ、目を奪われてしまいました。

ゆっくりと時間をかけて沈む夕焼けに包まれる、またとない体験。
次第に空が青とオレンジのグラデーションに染まっていきました。
遠藤周作作品を片手に、アンシャンテの窓辺の席から
日が暮れる様子を眺めていると、この情景が心に染み込んでいきます。

カフェや文学館、展望台など、外海ではあらゆる場所で絶景の夕陽を鑑賞することができます。静かな時が流れる最高のロケーションで遠藤周作の言葉や新しい自分との出会いを通じてゆっくりと思いにふける時間を過ごしました。「ながさきサンセットロード」で幻想的なグラデーションの空を横目に見ながら、市内中心部へと戻ります。

撮影協力
思索空間アンシャンテ(遠藤周作文学館):長崎市東出津町77

まちが輝く夜の長崎市

すっかり空は暗くなり、まちに明かりがついてきました。長崎の夜景スポットとしては稲佐山が有名ですが、観光客はもちろん、地元の人もふらっと訪れる鍋冠山も魅力的なスポットの1つです。斜面に程近い場所から眺める夜景は、迫力がありダイナミックに映ります。

見下ろせば、すぐそこに手が届きそうな長崎の夜のまち。
この日も、観光客や地元の人が夜景鑑賞に訪れていました。

心も身体も整い、デトックスされた後に観る鍋冠山の夜景は、美しさの余韻に浸るというよりも、ワクワクとした期待を感じさせてくれます。

さらに、少し山を降りて、夜の長崎市を散策してみることに。旧外国人居留地であるこの辺りは、大浦天主堂や洋館などがライトアップされており、より情緒的な雰囲気に演出されています。

南山手のまちで、光に照らされた
大浦天主堂や祈念坂に
誘われて歩いていくうちに、
小さなベンチスポットにたどり着きました。

「明日はどんな長崎に出会えるのだろう」。心が高鳴るのを感じながら、輝く夜景の中で1日の終わりを迎えました。

自分に気づきを与えてくれる水辺のエリア

翌朝、新たな長崎の魅力、気づきに出会うため、特別な相棒を借りてみることに。それは、e-Bike(電動アシスト自転車)です!坂道が多い長崎ですが、電動アシスト付きであれば、スイスイと斜面も登っていくことができます。まちの中を、いつもと違う視点で楽しみます。

軽快な走りでまず向かったのは、「長崎水辺の森公園」。港のすぐそばの公園では、犬の散歩やお昼寝など、皆が思い思いの過ごし方をしています。

木陰に腰掛けたくなる場所、長崎水辺の森公園。
昨日よりもペースを緩めて、ゆったりとした朝を楽しみます。

長崎市の水辺のエリアは、自分に気づきを与えてくれる場所。ふうっと一息ついて、船の汽笛の音や風を感じながら、ゆったりと自分と向き合うことができます。朝食に持って来たサンドイッチを食べたり、読書にふけったりと、普段できないスローな時間を過ごします。

撮影協力
ROUTE BIKE&TOURS(カフェと宿ROUTE内):長崎市西坂町5-14

いろんな“WOW”に出会えるまちなかエリア

長崎のまちは、日本の「和」、中国の「華」、オランダの「蘭」といった独特な和華蘭文化が入り混じっています。少し歩くだけで、多様なまちなかや人々の暮らし、想いなどに触れることができます。e-Bikeでめぐる長崎のまちなかは、より一層とバラエティ豊かな文化の香りを感じられるはず。

自転車に乗りながら、居留地の石畳やレンガ塀、
洋館など、異国情緒漂うまちなみの風景が移ろいます。

和のまちなみが連なるめがね橋付近では、長崎名物「ちりんちりんアイス」の屋台が出店していました。アイスの味が気になって「一つください」と駆け寄ります。

長崎のまちでは昔、屋台を引いて売り歩く
お店は鐘をつける必要がありました。
「ちりんちりん」という名前は、
みんなが聞き馴染みのある音だったのです。

長崎のまちなかエリアは、いろんな“WOW”に出会える場所。ヘラで器用にアイスをバラの形にして渡してくれて、思わず笑顔になりました。地元の人は運動会や市民プールの前で、県外の人は修学旅行で長崎市を訪れた時によく食べるこのアイス。子どもの頃に食べたちりんちりんアイスの味が、今でも幅広い世代の心を掴んでいます。不思議と、懐かしい味がしました。

撮影協力
前田冷菓:長崎市田中町170-35

文化と変化が溶け合うまちを一望

いよいよ、旅も終わりが近づいてきました。最後は、「稲佐山展望台」へ。中腹にある駐車場に向かい、数年前から運行を始めたスロープカーに乗りました。

スロープカーの近代的なデザインからも、
新しい長崎への航路に乗った気分が味わえます。

まるで森の中を進んでいるかのような、ガラス張りのスロープカー。海や山といった広大な自然が見える一方で、まさに進化中の長崎市を一望でき、まったく違った2つのまちの表情を楽しめます。まだ頂上に着いていないのに、この時間からすでにショーが始まっているかのよう。期待に胸を膨らませて、展望台へ向かいました。

頂上の展望台まで登ると、昨夜の鍋冠山とは異なる
爽やかなパノラマの景色が待っていました。

展望台の景色は、遠くまで見渡せるような一面の絶景。鳥になった気分で、「あれ何だろう?」「あそこ、今日行ったところだ!」とあちこちを眺めます。昨日は近くだったからよく分からなかったけれど、長崎駅の周りは今まさに、100年にいちどとも言われる変化を遂げている真っ最中なのだと改めて気付きました。少し俯瞰して見ることができたまちに、なんだか最後にエネルギーをもらえたような気がします。

撮影協力
稲佐山公園(管理事務所):長崎市淵町407-6

整う、長崎。出会えた気付き

今までは古いまち並みやレトロなイメージが強かった長崎市。でも今回久本さんが見た長崎の姿は、新しく生まれ変わろうとする活発な姿でした。観光地ばかりでなく、自然を全身で体感してリフレッシュできたりドラマチックな景色に出会ったりできました。また魅力が潜んでいる小さな路地などを訪れ、まだ知らなかった一面にたくさん出会えました。
大きくまちの姿が進化しようとしている長崎市に昔から佇む、歴史や文化、そして自然。このまちには驚きや発見、そして新たな気づきがあり、それはまるで自分の心や体を心地よく整えてくれるようでした

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