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『やわらかな休日を過ごす、長崎市北部エリア』

長崎の「休日」といえば、どんな過ごし方を思い浮かべますか?ひとくくりに長崎といっても場所によって、流れる時間や出会える景色は異なります。賑やかな観光スポットを巡って楽しめるのはもちろん、心が落ち着くようなゆっくりとした休日を過ごすことができるのも長崎の魅力の一つです。今回ご紹介する長崎市の北部エリアは、さまざまな体験を通じて、身も心もやわらかくしてくれるような場所。特別な時間の流れを感じることができる北部エリアを心ゆくまで過ごしてみませんか。

今回の紹介スポット

◎あぐりの丘
◎遠藤周作文学館
◎池島
◎清流と棚田の里
◎カフェアンドグランピングてぃーだ

エリアを紹介するのは

U-30ツーリスト

古川 葵
Model / Interviewer #大分出身 #九州大学 #モデル活動 #アート系

大分県生まれの大学生。モデル活動をしながら、自分自身もカメラを持ち出して写真を撮ることもしばしば。古川さんは長崎にはほとんど来たことがなく、出会うもの全てが新鮮。アウトドア初心者な古川さんの大満足な旅の様子をご覧ください。

展望台から見える、
伝説(?)のネコ岩スポットを発見

動物と触れ合えたり、自然を満喫したりできる「あぐりの丘」。広大な敷地には、憩のエリアや街のエリア、季節の花々が咲く畑のエリアなどがあり、ここで1日を過ごすだけでも素敵な休日を送れそうです。

2022年10月には天候に関わらず楽しく遊べる、
屋内新スポット「あぐりドーム」がオープンしました。
ドームの中には大型ネット遊具やボルダリング、
トランポリンなどがあり、
平日・休日ともに子ども連れで賑わいます

ヤギとあぐりドームを見ながら、古川さんは少し足を伸ばして、水平線が望める丘の上の展望台へ。そこから見えるのは、海の上に大きく佇むネコの姿!?
そう、こちらは通称「ラブニャンコ」。式見地区の沖にある無人島「神楽島」が、2匹のネコが水平線の方を見ながら仲睦まじい様子で寄り添っているように見えるのです。

のどかな雰囲気と、子どもが元気いっぱいに楽しめる新スポット、そして微笑ましいビュースポットに早くも癒される古川さんでした。

九州最後の炭鉱の島で、時を巡る

次はフェリーに乗って、九州最後の炭鉱の島・池島へ。島には、かつての街の名残を見せつつ、今も人々が暮らすゆっくりとした時の流れが漂います。

ヘルメットを被ってトロッコに乗車したら、
いざ池島炭鉱内体験ツアーに出発!

2001年に閉山した池島炭鉱。ガタンゴトン!と大きな音を立てて進むトロッコに乗って、採掘場のトンネルの中へと進んでいきます。ガイドさんの案内で、実際に使われていた機械操作体験、掘り出された巨大な石炭、通信機や緊急用ガスマスクなど、当時の時代へと迷い込んだかのような体験。ここでしか体験できないタイムスリップツアーに引き込まれていきます。

ツアーの終了後は、オリジナルの「炭鉱弁当」でお昼ご飯。
手作り感のある優しい弁当をいただきながら、
当時の人々の暮らしに想いを馳せます。

その後は、ガイドさんに団地住宅街のアパートにも案内してもらいました。この池島は、最盛期には約8,000人近くもの人口がありました。そのため、島内にはたくさんの住宅アパートが建ち並んでいます。炭鉱で働いていた人たちも、実際に暮らしていた場所。今は廃墟となってしまっているこの建物にも、かつては人々の営みがありました。

一部屋だけ見学用に開放されたお部屋があるということで、アパートの中へ。

ドアに貼られたままのシールや、部屋の中には当時の生活を再現したレトロな物がずらり。食事の様子などを垣間見ることができます。

島のさらに奥にある8階建のアパート群は、圧巻の風景。意図的につくられたものではなく、実際に人々が過ごした時代の移り変わりを目の当たりにします。止まった時が、訪れる人に流れ去った時間の深さを語りかけるようでした。

遠藤周作が残した文学の世界にふれる

池島から戻り、次の目的地は外海の「遠藤周作文学館」です。文学館には、2023年3月に生誕100年を迎える遠藤周作の書籍や原稿、取材ノートなど貴重な資料が展示されています。外海の風景を愛し、数々の名作を生み出した遠藤周作の世界に浸ります。

外海の海を表現したステンドグラスや、開放的な展望デッキで、
壮観な水平線の景色を感じられるつくりになっています。
展示室2で行われていた、没後25年記念企画展
「遠藤周作 母をめぐる旅-ー『沈黙』から『侍』へ」では、
貴重な本人の原稿資料などが並んでいました。

神秘的な外海の大自然と文学の世界に触れ、心が洗われるような体験ができました。

自然に囲まれた隠れ家で、
快適なサウナを体験

外海から琴海へと場所を移し、やってきたのは「清流と棚田の里」。ここで体験できるテントサウナは、川のせせらぎや木々の木漏れ日を感じながらリフレッシュすることができる、穴場の人気スポットです。若者や家族連れなどの幅広い客層が、長崎の近県からも訪れます。

実は、今回がサウナ初体験の古川さん。しかしこちらのテントサウナは、室内サウナのように蒸される感覚があまりないため、「気持ちいい!これなら初心者の私でも楽しめます」と新しい遊びとの出会いを喜んでいました。

テントの中で温まり、すぐそこの川に入って体を冷やしたら、
リクライニングチェアで外気浴を。
日常では出会うことのできない、澄んだ空気に思わず深呼吸。

「清流と棚田の里」のオーナーの吉川さん。
「サウナに慣れている人やリピーターさんには各々の楽しみ方でお任せしていますが、初心者のお客さんには一緒に準備を手伝いながらサウナの楽しみ方を説明します」

「最近はサウナブームがあるけど、ここに来たら『普通のサウナと違う!』ってみんな驚きます。なにより、室内ではなくこの自然の中で入れる、というのが大きな違いですね」

また、吉川さんはお客さんとの会話の中で、普段どんなサウナの楽しみ方をしているのかも聞き取りしているそう。そのニーズから、やはりプライベート感が大切だという声が多く、施設づくりにも反映させています。いつもと違う環境・体験の中で、身も心も開放的になりました。

海の見える場所で
グランピング&デトックス

最後の行き先は、「カフェアンドグランピングてぃーだ」。琴海のとある岬に佇む、美味しい食事とグランピング体験ができるスポットです。初めて利用する人でも、気軽に手ぶらで訪れることができる場所。海を見ながら焚き火で温まっている間に、オーナーの樋口さんご夫婦からバーベキューのおもてなしをいただきました。

食事の準備ができたら、部屋の中でゆっくりといただきます。
静かで居心地の良い空間が、
まるでお宅にお邪魔しているかのような気持ちに。
樋口さんともおしゃべりしながら、
あっという間に時間が過ぎていきます。

樋口さんたちの口からは、お客さんとの思い出話が次々と出て来ます。女子会の恋バナで盛り上がることもあれば、過去には外国人が利用することも多かったのだとか。この場所を気に入った東京のお客さんが、数カ月おきにこちらを訪れるほどのリピーターになることもあるそうです。

「ここに来たら、自然に触れてほしいというのが一番の想いです。少しの間でもスマホを置いて、日常を忘れてデジタル・デトックスしてほしい。飽きないこの海の景色も、ぜひ堪能してもらいたいですね」

夏の流しそうめんや、お正月の餅つきなど、季節の行事も大切にする樋口さん。決まってその時期に遊びに来る家族もいるそうで、親戚が集うみんなのホームになっています。また「ただいま」と言って帰って来たくなるような居場所を見つけた古川さんでした。

やわらかな休日を過ごす、北部エリア

包み込んでくれるような大自然や人の想いに触れ、時の移ろいを感じていくうちに、心をやわらかく解きほぐされるような感覚を覚える1日。景色を見ながら歩いたり、いろんな体験をしたりするうちに、古川さんはいつの間にかアウトドアな時間を楽しんでいました。そんなアウトドアな過ごし方が初心者の古川さんにとっても、たくさんの長崎の魅力的な場所を気軽に巡ることができて満足感を覚えたそうです。また、そのどれもが気軽に体験できたからこそ、古川さんをやさしい気持ちにさせてくれました。北部エリアでの体験を通じて、長崎のやわらかな休日を過ごしました。

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